カテゴリー「ペット」の記事

2011年4月28日 (木)

ご報告 ~原発警戒区域のペット救護へ~

このブログを通して協力をお願いしていました原発周辺のペット救護について

動きがありましたのでご報告させていただきます。

お陰様で、環境省と福島県が原発警戒区域のペット救護へ向けてやっと

動き出してくれたようです。

以下、詳細を転載いたしますのでご覧ください。

お忙しい中、声を届けてくださった皆様、本当に本当にありがとうございます

1匹でも多くの命が救われますように・・

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ ALIVE-newsより転載 ◆ようやく原発警戒区域のペット救護へ┃2011.4.28
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

環境省と福島県が、警戒区域内のペットの救護に向けて動きだし
ました。
どの程度のペットが取り残されているのか実態を把握できていない
ため、福島県と環境省が28日から5月2日まで、現地調査を行い、
獣医など専門家チームによる救出も検討しているとのことです。

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【放射能漏れ】警戒区域内に取り残されたペット 環境省が現地調査へ:
MSN産経ニュース 2011.4.27 23:51
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110427/dst11042723530048-n1.htm

 東京電力福島第1原子力発電所から半径20キロ以内の地域が
「避難指示区域」から、立ち入ると罰則規定のある「警戒区域」に
切り替わったことで、区域内に残された動物の保護が改めて問題と
なっている。環境省はペットの連れ出しを検討しているが、どの程度
のペットが取り残されているのか実態を把握できていない。このため
福島県は28日から5月2日まで、同省とともに現地調査を行う。
 (略)
 福島県によると、震災前の警戒区域9市町村の犬の登録数は約
5700匹。現在、何匹が残されているのかは不明だ。
 当初は民間団体やNPOがボランティアでエサやりなどを行って
いたが、22日から警戒区域に切り替わり、区域内に立ち入ると
罰則が加えられることから、各団体も立ち入りに躊(ちゅう)躇(ちょ)。
環境省や福島県には「何とかして助けてほしい」との電話やメールが
殺到しているという。
(略)
 環境省では、一時帰宅の際に住民がペットを連れ出す方向で検討
を進めている。ただ、避難の際に係留を解かれてしまった犬なども
相当数いるとみられ、うまく“再会”できるかは分からない。
「一時帰宅の連れ出しを待つだけでは不十分で、積極的に立ち入る
ことが必要だ」と環境省の担当者。28日に現地調査を行い、獣医
など専門家チームによる救出も検討している。
(略)


【環境省の取り組み】
(被災ペット対策の状況:http://www.env.go.jp/jishin/pet.html
・東日本大震災への対応 [環境省]環境省と福島県で警戒区域内のペット
の救護について打合せ。(4月22日)
・緊急災害時動物救援本部第5回臨時会議に出席し、警戒区域からの
ペットの連れ出しに係る具体的な実施手順等について関係団体と協議した。
(4月25日)
・緊急災害時動物救援本部の物資集積拠点として新宿御苑内にプレハブ
小屋を設置(4月27日)

また緊急災害時動物救援本部サイトでは、
(活動経過:http://www.jpc.or.jp/saigai/pc_honbu_keika_keika.html
4月26日の項に以下の記述。
「緊急災害時動物救援本部 実務者会議
警戒区域内動物救援調査に関する打ち合わせ
27~28日に警戒区域内に残された動物を救出するための現地調査と、
動物への給餌・給水や保護・収容を予定していたが、国から許可が下りず
中止。
近日警戒区域内へ調査に入る福島県に対し、動物に対する給餌・給水など
を要請。」


【福島第1原発:警戒区域内のペット保護へ 必要あれば除染】
)毎日jp(毎日新聞):2011年4月27日 20時29分
http://mainichi.jp/select/today/news/20110428k0000m040075000c.html

【20キロ圏内のペット保護へ=28日から調査-福島県】
時事ドットコム:(2011/04/27-21:17)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011042701076
福島県は27日、福島第1原発の半径20キロ圏内の警戒区域で、放置
された犬などのペットを調査して保護に乗り出す方針を明らかにした。
大型連休中にも始まる避難住民の一時帰宅より前に、ペットが衰弱死
する恐れがあると判断した。28日朝から実施する。
 県によると、20キロ圏内で自治体に登録されている犬は約5800
頭いるが、残っている餌の量や放し飼いにされているかどうかなど、
現在の状態はほとんど把握できていない。
 ペットを置いて避難した住民からは、健康状態や生死を心配する声が
多く上がっているほか、飼い犬が野犬になれば、狂犬病などの発生や
一時帰宅した住民を襲う危険があるため、野生化が進む前に保護する
ことにした。
 今回の調査では屋内に立ち入らず、庭先につながれ衰弱している犬など
を保護する。収容する施設名などを書いて残し、飼い主と再会しやすく
するという。保護したペットは被ばく状況調査(スクリーニング)や
除染などをした上で、問題がなければ県内の保健福祉事務所などで預かる。
今回はペットが対象で、牛などの家畜は対象外という。

【20キロ圏内でペット保護へ…獣医師立ち入り】
YOMIURI ONLINE(読売新聞):(2011年4月27日21時37分)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110427-OYT1T00999.htm
 
福島県は、福島第一原発20キロ圏内の警戒区域にいる犬などペット
を保護するため、28日から獣医師の県職員らが同区域に立ち入ることを
決めた。
 ペットは保健福祉事務所で一時預かり、県のホームページに写真や収容
場所を掲載して飼い主に引き取ってもらう。28日は南相馬市小高区と
葛尾村で、市長、村長の許可を得て実施する。
 県によると、警戒区域内で登録されている犬は約5800匹。先に国が
公表した警戒区域への立ち入り許可基準では、ペットの持ち出しは別途
検討するとしていたが、保護を求める要望が相次いだため、まず、県独自
で保護することにした。一時帰宅の際のペットの扱いは別途検討される。
 獣医師らは2班計10人の態勢で、防護服やマスク、線量計を身に着け
て作業にあたり、ペットの被曝放射線量が高い場合はシャワーで全身を
洗い流す「除染」を行うという。

【ペットの犬と猫、20キロ圏内保護へ 福島県】
日本経済新聞:2011/4/27 23:23
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E0E5E2E1948DE0E5E2E6E0E2E3E39191E3E2E2E2;at=DGXZZO0195583008122009000000

福島県は27日、福島第1原子力発電所から半径20キロ圏内のペットの
犬と猫の実態調査と保護を28日から5月2日までの間、実施すると発表
した。住民の一時帰宅が遅れており、餌の不足から衰弱しているペット
が少なくないとみられるため、保護に乗り出す。県によると、対象地域
には狂犬病予防法に基づき約5800匹の犬が登録されている。
 獣医師資格を持つ県職員が20キロ圏内に立ち入り、餌を与える。衰弱
している場合は、保護して放射線量を測定、必要があれば除染する。
飼い主には市町村を通じて連絡するほか、県のホームページでも保護した
ペットの写真や特徴を公表する。

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2011年4月22日 (金)

みんなで救おう・尊い命たち~声を届けてください!~

*動物救済に関する要望は下記の関係各機関FAX番号へお願い致します!



農林水産省地震災害対策本部 03-3592-7697

内閣府政策統括・防災担当 03-3581-8933

環境省動物愛護管理室 03-3508-9278

【福島第1原発:20キロ圏に警戒区域 緊急時避難に課題】
2011年4月21日 21時32分 更新:4月22日 0時29分
http://mainichi.jp/select/today/news/20110422k0000m040138000c.html

【牛に「ごめん」 警戒区域化で最後の世話】
毎日新聞 2011年4月21日 21時09分(最終更新 4月21日 22時11分)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110422k0000m040122000c.html

◎環境省サイト内の「被災ペット対策の状況」ページ
http://www.env.go.jp/jishin/pet.html)には、
「環境省において、平成23年度本予算で、被災自治体の設置
する動物収容・譲渡施設の整備に関する補助について自治体
と調整中。(4月21日)」

---------------------------

なお、「緊急災害時動物救援本部」によると、義援金の総額は、
240,577,508円(平成23年4月14日現在
http://www.jpc.or.jp/saigai/pc_gienkin.html)であり、
義援金配分申請の受付開始が告知されています
http://www.jpc.or.jp/saigai/pc_gienkin2.html

※これらの寄付によって速やかに一時保護施設(シェルター)
を設置するなど、有効に活用されてほしいものです。

<ALIVE-newsより転載>

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動物救済に関する動向について

~農林水産省からの回答~

地球生物会議ALIVE様

今般のご要望、ご提案、大変ありがとうございます。

現在、農林水産省は、福島県と連携し計画的避難区域及び緊急
時避難準備区域内の牛等を区域以外へ移動させるため、各都道
府県に協力を得て受入先の確保及び移動の準備等を進めております。

また、被災ペットにつきましては、福島県、関係市、県獣医師
会等で組織している「福島県動物救護本部(事務局:福島県
保健福祉部食品生活衛生課内)」において、保護や救護等の
活動が行われておりますので、今回のご要望、ご提案につきま
しても、当本部にお伝え致しました。

農林水産省と致しましても、東日本大震災及び原子力発電所
事故災害からの被災地域の復旧・復興を進めておりますので、
今後ともよろしくお願いします。

~環境省の取組み~

【放射能漏れ】警戒区域設定で環境省、ペット連れ出しを検討:
MSN産経ニュース 2011.4.21 23:48
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110421/dst11042123490057-n1.htm

 福島第1原発から20キロ圏内の警戒区域設定を受けて環境
省は21日、取り残されている犬や猫などペットの連れ出し
などについて対応を検討していることを明らかにした。

 近藤昭一環境副大臣は同日の記者会見で「連れ出しは(住民
の一時帰宅と)同時になるか少し後になるのか、順調に進むよう
調整したい。命に関わることなので早めにやりたい」と話した。
福島県によると、20キロ圏内にかかる9市町村で、狂犬病
予防法に基づき登録されている飼い犬は約5千頭いるが、実際
にどれくらい取り残されているかは不明という。

 環境省は、ペットを連れ出せた際の具体的な対応策を日本獣医
師会や動物愛護団体などでつくる「緊急災害時動物救援本部」と
協議。除染のほか、避難先で飼育できない住民のため、保護先の
確保などについても検討を進めている。

<ALIVE-newsより転載>

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動物たちからの緊急SOS2 ~原発警戒区域化されました~

ついに福島原発周辺が警戒区域化されました。

これで一切の立ち入りが禁止され、残された動物たちは

更に厳しい状況に陥ります・・。

昨日のブログでも掲載しましたように既に動物たちの多くが

かなり衰弱し、瀕死の状態にあります。

環境省や農林水産省も動物救済に向けて動き出そうとしているようですが

事は一刻を争います。

1頭でも多くの命が救われるよう、1日も早く彼らが苦しみから解放されるよう一人でも

多くの皆様の声を関係機関に届けて頂けます様、心よりお願い申し上げます!

【福島第1原発:20キロ圏に警戒区域 緊急時避難に課題】
2011年4月21日 21時32分 更新:4月22日 0時29分
http://mainichi.jp/select/today/news/20110422k0000m040138000c.html

【牛に「ごめん」 警戒区域化で最後の世話】
毎日新聞 2011年4月21日 21時09分(最終更新 4月21日 22時11分)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110422k0000m040122000c.html

※これは牛を餓死させることを意味しているかのようです。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆  ◆原発警戒区域の動物救護に関する要望
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本日22日より、これまでに原発避難指示区域が、警戒区域と
なり、立入禁止の措置が取られることが報道発表されました。
これに関して、以下の要望書を関係機関に送付しました。

2011年4月21日
経済産業省 所轄:原子力安全・保安院 御中
農林水産大臣 所轄:東北農政局 御中
環境省 所轄:動物愛護管理室 御中
国家公安委員会・警察庁 御中
福島県災害対策本部 御中

福島第一原発警戒区域における動物の救護に関する要望書

政府においては、4月22日にも、原発からの避難指示区域を警戒
区域とし、一切の立入を禁止すること、及び避難していた地域
住民に限り、期限を定めて一時帰宅を認める措置を取られるとの
ことです。
しかし、この区域には、ペットや家畜など多数の飼育動物が残され、
その多くが衰弱・餓死していますが、避難時に放たれたり餌やり
が行われているため、まだ生存している個体も相当数見られます。
それについて報道がなされており、世論としても取り残された
動物たちの救済を願う声が高まっています。そこで、これらの
動物の救出のために以下の措置を取っていただくよう要望いたし
ます。

1、県及び市町村を通じて、またメディアにプレスリリースを
して、一時帰宅の被災者の方々に以下のことを広報していただく
ようお願いいたします。

(1) ペットを被災地に残してきた方々で、ペットが生存して
いる場合には、一時帰宅時に可能な限り連れて出ること。

その場合には、ペット同伴可能な避難所等の紹介、一般家庭ある
いは動物保護施設等においての一時預かりについての情報、及び
新しい飼い主への譲渡等に関して、福島県動物救援本部または
緊急災害時動物救援本部もしくは被災動物の保護活動をしている
動物愛護団体等に相談すること。

(2) 家畜を残してきた方々で、家畜が生存しているが飼育
困難である場合には、

①牛舎の牛については、近隣に牧草地等がある場合は、緊急避難
措置として耳標に連絡先を記し屋外に放すこと。

②可能な限り預かり先または譲渡先を探し移送するよう、県の
畜産担当部署、農協、共済その他関連団体等に相談すること。

③家畜が極度の衰弱、瀕死の状態にあるときは、県の獣医師会
または有志の獣医師グループ等に安楽死の措置を依頼すること。

2、1の措置によってもなお飼い主・所有者が不明で放浪して
いるペットまたは家畜等があった場合、特例として、動物救護
及び学術調査を目的とした獣医師または専門家等が以下の目的で
警戒区域に入ることを認めていただくようお願いいたします。

 (1)ペットは可能な限り捕獲し、除染し、当該区域から連れ
出すこと。及び保護した個体の詳細情報を公示し、返還または
譲渡すること。

(2)家畜は可能な限り捕獲し、除染し、国や県の畜産試験場等
に収容すること。

(3)瀕死のペット及び家畜については獣医師の措置で速やかに
安楽死させること。

なお、この特例を認める場合は、立入活動の状況を記録し行政に
届け出ること、及び自己責任となることを前提とします。

以 上

特定非営利活動法人 地球生物会議 ALIVE
財団法人 神奈川県動物愛護協会
被災動物保護調査団

<ALIVE-newsより転載>

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2011年4月21日 (木)

動物たちからのSOS 3

過酷な状況にある被災地の動物たちを救うために

私たちにもできることがあります。

事態は一刻を争います。

どうぞ皆様、1頭でも多くの命が救われるよう、1日も早く彼らが苦しみから解放されるよう

関係機関へ声を届けてください・・!

お願い致します!!

*関係各機関のFAX番号は以下の通りです。

農林水産省地震災害対策本部 03-3592-7697

内閣府政策統括・防災担当 03-3581-8933

環境省動物愛護管理室 03-3508-9278

緊急災害時動物救援本部 03-3409-1868

~原発避難区域の動物たちは今~

<ALIVE-newsより転載>

「やせた犬、ノイローゼの馬......」震災1カ月 
 原発5km圏内で見た被災動物の悲劇】
日刊サイゾー:
http://www.cyzo.com/2011/04/post_7070.html

◎MSN産経フォト:
【東日本大震災】No.57 取り残されたペットたち(英文)
原発から20キロ圏内、「花子」は救出されたが・・:
2011.04.18
http://photo.sankei.jp.msn.com/essay/data/2011/04/0418inside20/


【牛3千頭・豚3万匹、原発20キロ圏に…餓死か】
YOMIURI ONLINE(読売新聞):(2011年4月19日)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110419-OYT1T00662.htm?from=top

【福島第1原発事故 計画避難区域の肉・乳用牛、県がスクリーニング検討】
毎日jp(毎日新聞):2011年4月19日
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110419ddm041040067000c.html

【計画的避難区域、牛も集団避難へ 農水省、全国に打診】
asahi.com(朝日新聞社):
2011年4月19日15時32分
http://www.asahi.com/national/update/0419/TKY201104190256.html

【ブランド「飯舘牛」危機 計画避難で肥育困難、風評被害で価格下落】
毎日jp(毎日新聞):2011年4月19日
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110419ddm041040062000c.html


◎WSJ:
【ASIA TODAY】福島第1原発、20キロ圏内で見たもの=WSJ記者(英分):
http://jp.wsj.com/japanrealtime/2011/04/19/%E3%80%90asia-today%E3%80%91%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E7%AC%AC1%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%80%8120%E3%82%AD%E3%83%AD%E5%9C%8F%E5%86%85%E3%81%A7%E8%A6%8B%E3%81%9F%E3%82%82%E3%81%AE%EF%BC%9Dwsj%E8%A8%98%E8%80%85/

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計画的避難区域指定(その1) 牛、置いて行けぬ
毎日jp(毎日新聞):2011年4月12日
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110412ddm041040056000c.html

計画的避難区域指定(その2止) 住民ストレス重く
毎日jp(毎日新聞):2011年4月12日
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110412ddm041040061000c.html
<英訳>
http://mdn.mainichi.jp/mdnnews/national/archive/news/2011/04/12/20110412p2a00m0na009000c.html

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動物たちからのSOS 2 ~声を届けてください~

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ ALIVE-news より転載◆原発避難地域に残された家畜に関する要望┃2011.4.15
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

避難地域に置き去りにされている家畜、及び今後避難対象となる地域
の家畜に関して、昨日、以下の要望書を農水大臣(所轄:農水省生産局
畜産振興課)、農水副大臣、衆議院農水委員長ほかの方々に送付、手渡
し等して要望いたしました。
多くの一般からの声が必要です。現在、被災地域以外では統一地方選挙
のただなかで、週末には議員は地元にいます。災害時における動物救援
対策について、皆さまも地元の国会議員事務所等に問い合わせて、
お願いの声をお寄せください。

農林水産省地震災害対策本部 FAX; 03-3592-7697


ALIVEのホームページにも掲載しています。
福島原発避難地域の畜産動物に関する要望(写真付き)
http://www.alive-net.net/animalfactory/apeal/youbou20110414.htm

なお、農業と動物福祉の研究会でも要望書を出しています。
被災家畜の救護と家畜公衆衛生対策についての要望
http://www.jfawi.org/action/hisai-1.htm

-----------------------------------

2011年4月14日
農林水産大臣 鹿野道彦 様
各国会議員 様


福島原発避難地域の畜産動物に関する要望

防災基本計画には、「災害時における動物の管理(衛生を含む。)及び
飼料の需給計画に関する事項」が定められています。これに基づき、
家畜の保護管理に関して早急に取り組んでいただきたくお願いいたします。

福島第1原発の半径20km圏内の避難地区では乳用牛870頭、肉用牛2500頭、
豚3万頭、鶏63万羽が飼育され、30km圏内全体では、鶏190万羽、肉用牛
1万2000頭(繁殖牛中心)、豚3万9000頭が飼育されているとのことです。
(宮崎大学HPより)

当該地域において避難指示があった当初は、これほど長引くことは予想
されず、多くの方々が牛をはじめとする畜産動物を残してきました。
避難が長引くにつれ、動物への給餌給水のために一時帰宅する方もいま
すが、それができない場合には舎外に放されたものもおり、牛が道路や
田畑をさまよったり死んだりしているのが見受けられます。
つながれたり小屋に閉じ込められたりしている家畜には、餌も水もなく、
すでに衰弱・餓死が始まっています。

近く避難命令が出されれば一切立ち入りができなくなりますが、このまま
これらの動物を放置した場合、死体の腐敗による感染症の発生等公衆衛生
上の問題や、野生動物の食餌となることによる生態系への悪影響などが
懸念されます。
また、30km圏外で新たに指定された「計画的避難区域」には多くの和牛農
家がおり、これらの牛を避難させる措置等も大きな課題となっています。

いずれしても早急な対策が必要ですので、以下の要望に関して、関係機関に
おいて速やかに対処、指示等がなされるようお願いいたします。


1 実態把握
  農林水産省では、県あるいは各市町村等に保管されている畜産農家の
名簿等から、牛・馬・豚・鶏などの飼養場所を割り出し、現在残されている
畜産動物がどのような状態にあるか、速やかに実態を把握していただくよう
お願いいたします。

2 給餌給水
  閉じこめられている動物の中に削痩状態で生きながらえている家畜が
確認されています。生存個体については、自衛隊等によって緊急的に給水
給餌をしていただき、可能な限り以下の3~6の措置を進めていただきたく
存じます。

3 家畜の避難
  健康な個体については、公共牧場、放牧施設等に一時的に家畜を預託
できないかを照会し、速やかに避難させるべき措置をお願いいたします。

4 家畜の譲渡
  畜産農家がもはや動物を飼育できない状態である場合には、譲渡先の
農家、企業等を募って譲渡できるよう、仲介機関を設けるなど、畜産関係
機関や自治体、NGO等に協力要請をしていただきたく存じます。

5 安楽死
  瀕死状態、高濃度の放射線被ばく、飼い主の飼育放棄等のやむをえない
場合には、法的手続きの元、獣医師による安楽死措置をお願いします。

6 死体の埋却
  家畜の死体は、腐敗による病原菌の発生、野生動物が食することによる
生態系への悪影響等を阻止するために、場所を指定して速やかに撤去・埋却
するよう、自衛隊等に要請して頂くようお願い申し上げます。

7 専従担当者の臨時雇用
  このような対策には、家畜管理に詳しい専従の担当者を要します。各自治
体において、専従のスタッフを期限付きで雇用して、各自治体の必要とする
地域に派遣する必要があります。


特定非営利活動法人地球生物会議 ALIVE
財団法人神奈川県動物愛護協会
被災動物保護調査団

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Please ACTION!! 知ってください・・動物たちからのSOS



福島原発避難区域の動物たち(4月5日時点)
http://www.youtube.com/watch?v=l5hLZuaW_Tg&feature=mfu_in_order&list=UL

福島原発避難区域の動物たち(4月6日時点)
http://www.youtube.com/watch?v=07b1uha8NDI&feature=mfu_in_order&list=UL

<投稿者のコメント>
福島原発避難区域(特に20km圏内)に取り残された動物たち
(特に家畜)は飢えと渇きに苦しみ、衰弱・餓死に至っている
現状があります。
世論が高まらなければ、行政も対応せずにそのまま放置状態に
なってしまいます。
皆さまの力が必要です。抗議電話ではなく、具体的にどうして
ほしいのかを文書として国や県に要望して下さい。
この映像を通して、現地で取り残されている動物たちが一日でも
早く苦しみから解放されることを願います。



┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ ALIVE-news ◆原発避難地域の飼育動物に関する要望┃2011.4.11
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2011年3月11日の大震災・原発事故から1カ月が経ちましたが、
原発の損壊事故は一向に収まりを見せず、周辺地域での
放射能汚染は続いたままです。
 本日の報道発表では、政府はこれまでの避難指示地域を
立入禁止とし、さらに20キロ圏外でも汚染のひどい地域に避
難指示を拡大するとのことです。
 本日付で、避難地域に置き去りにされている飼育動物に
関して、関係機関に以下の要望をしています。皆さまも、
各機関にお願いの声をお届けください。

----------------------------

福島原発避難地域の飼育動物に関する要望
http://www.alive-net.net/companion-animal/saigai/youbou20110411.htm
2011年4月11日

内閣府政策統括・防災担当 御中
農林水産省地震災害対策本部 御中
環境省動物愛護管理室 御中
緊急災害時動物救援本部 御中
各国会議員 様

  防災基本計画には、「災害時における動物の管理(衛生
を含む)及び飼料の需給計画に関する事項」が定められて
います。福島原発の周辺地域において避難指示が出たときに、
当初長引くことは予想されず、多くの方々が犬や猫等の
ペットや、牛をはじめとする畜産動物を残してきました。
避難が長引くにつれ、動物への給餌給水のために一時帰宅
する方もいますが、それができない場合はすでに犬が野犬
化したり、家畜が餓死するなどが起こっています。
 近く避難命令が出される場合、これらの動物をどうするか
がさらに大きな問題となります。
 また、ペットを連れて避難できた方でも避難所等でペット
同伴が困難となっている場合があります。いずれのケースに
おいても早急な対策が必要ですので、以下の要望に関して、
関係機関におかれましては、ぜひ速やかに対処、指示等を
お願いいたします。

1.現地に放置されたペット問題 

 原発からの避難にあたって、ペットを残してきた場合には、
飼い主が長期間帰宅することができないため、つながれた
ものは餓死し、放されたものはわずかな餌を求めて放浪して
います。餌にありつくことができず、痩せ細って健康状態が
非常に悪化している個体も多く見受けられています。
また、多くが不妊去勢をしていないため、今後繁殖して野良
犬猫が増えていく可能性が高く、公衆衛生上の問題も生じます。

<要望> 
  放浪犬をはじめとする放置ペットの保護
 国の防災担当部署から避難地域の自治体に対して、飼い主
が餌を与えに現地に通っていた場合は、今後はペットを避難
先に連れていくように、また、どうしても連れていけない場合
には、地元の動物行政あるいは動物救援本部等に相談するよう、
指示をお願いします。飼い主が不明で放浪している犬等につ
いては、警察、消防、自衛隊等が巡回する場合に、可能で
あれば給餌給水を施すよう指示していただきたく存じます。
その場合に、有志の獣医師や動物保護団体等が同行し、自己
責任で捕獲・保護することを認めていただきたく存じます
(飼育動物は人の財産であるため、保護した地点、近隣の状況、
個体情報の公示を義務付けるという条件のもと)。

2.現地に放置された畜産動物問題 

  福島原発避難地域には、和牛生産農家をはじめ、多くの
畜産農家が存在しています。一部の牛等は、飼い主である農家
の方々の手によって放され、生きながらえていますが、つなが
れたり小屋に閉じ込められたりしている畜産動物たちは、餌も
水もなく衰弱死しつつあります。

<要望>
 放置された畜産動物の実態把握と給水給餌
 農林水産省では、県あるいは各市町村等に保管されている
畜産農家の名簿等から、牛・馬・豚・鶏などの飼養場所を
割り出し、現在残されている畜産動物がどのような状態に
あるか、速やかに実態を把握していただくようお願いいた
します。
閉じこめられている動物のなかでも、鶏や牛については、
まだ生存している個体が確認されています(4月6日時点)。
生存個体については、給水給餌のために畜産農家あるいは
獣医師や動物保護団体等が立ち入りすることを認めていた
だきたく存じます。また、速やかに家畜の預託先を紹介
していただくようお願いいたします。

3.避難所におけるペット問題 

  避難所によっては、ペット同伴が認められないため、
飼い主は車の中で過ごしたり、ペット可の避難所を求めて
転々としたりしています。また、公営住宅に入所の際には、
ペット同伴を禁止している自治体が多く、やむなく手放す
ことを強いられたりしています。仮設住宅においても、
ペット同伴が許されるかどうか定かではありません。

<要望>
 避難所でのペットの実態把握とサポート
 避難所の数が多く各地に分散しているため、ペットの状況
把握が困難です。環境省では、避難先になっている都道府県
及び市町村の担当者に対して、各地の避難所で責任者が同伴
ペットに関する聞き取り調査をするように求めていただき
たく存じます。被災動物が必要としているものが判明すれば、
とりまとめをして緊急災害時動物救援本部に物資の要請を行い、
本部はこれを速やかに手配するようお願いいたします。
また、避難所及び仮設住宅等でのペット同伴を認めるよう
各自治体に求めていただくようお願いいたします。

4.マンパワーの絶対的な不足 

 避難地域においては、震災の被災地とも重なっていたり、
行政の担当者自身も被災しているケースがあります。また、
人命優先の施策により、動物対策については遅れが生じて
います。対策を講じるにあたって、マンパワーやネット
ワークが絶対的に不足しています。

<要望>
 専従担当者の臨時雇用の必要性
 このような対策には、動物の愛護および管理に詳しい
専従の担当者を要します。緊急災害時動物救援本部では、
専従のスタッフを期限付きで雇用して、各県の救援本部
及び必要としている地域に派遣する必要があります。
その費用については、義援金をあてるべきです。物資は
すでに相当集まっていますので、今後は人材に資金を
投入してください。


特定非営利活動法人 地球生物会議 ALIVE
財団法人神奈川県動物愛護協会
被災動物保護調査団

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上記関係各機関のFAX番号は以下の通りです。

内閣府政策統括・防災担当 03-3581-8933
農林水産省地震災害対策本部 03-3592-7697
環境省動物愛護管理室 03-3508-9278
緊急災害時動物救援本部 03-3409-1868

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原発避難区域に残された動物たちは今・・

今、原発避難区域では何が起きているのか・・。
そこに取り残された動物たちの過酷すぎる現状。
彼らの悲痛な叫びがこの映像を通して強烈に私たちの
心に訴えかけてきます・・。

原発事故は完全なる人災・・。

動物たちには何の罪も責任もありません。


どうか皆様、下記の映像をご覧になってみてください。
そしてご自分の目で見たものを周りの一人でも多くの方々に
お伝えいただけないでしょうか?
また、その声を国や県に届けて頂けないでしょうか?

福島原発避難区域の動物たち(4月5日時点)
http://www.youtube.com/watch?v=l5hLZuaW_Tg&feature=mfu_in_order&list=UL


福島原発避難区域の動物たち(4月6日時点)
http://www.youtube.com/watch?v=07b1uha8NDI&feature=mfu_in_order&list=UL

以下、映像の最後のメッセージより・・

被災動物たち、特に舎に閉じ込められている家畜は飢えや渇きに苦しみ、
次々と衰弱、餓死していっているのが現状です。
世論が高まらなければ国や県も目を向けることなく、多くの動物たちが
苦しみの中、死んでいくことになります。
すべての動物たちが息絶え、
「かわいそうなことをした」
「でも、しょうがなかった」
そして何もなかったかのうように社会は動いていき、いつしか忘れ去られる・・

それで良いのでしょうか?

私たちは福島原発避難区域に取り残された動物たちを救うために関連機関に働きかけを行なっています。
しかし私たちの力だけでは不十分です。

ある人が言いました。
「世論が動かなければどうしようもない」
被災動物、特に家畜を救済すると言う人々の声はまだまだ少ないのです。

皆様の力が必要です。
原発避難区域内の動物たちを救済するためにより多くの声を国や県に届けてください。
電話ではなく、書面であることが有効です。
動物たちを1日も早く苦しみから解放させるためにご協力お願い申し上げます。

*この件に関する関係各機関のFAX番号は以下の通りです。

農林水産省地震災害対策本部 03-3592-7697

内閣府政策統括・防災担当 03-3581-8933

環境省動物愛護管理室 03-3508-9278

緊急災害時動物救援本部 03-3409-1868

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