皆さんは動物園や水族館にどのようなイメージをお持ちですか?
近頃、毎日のように子供たちの「心の闇」や「心の危機」といった問題が取り上げられ、教育のあり方も問われたりしていますよね。
子供たちの情緒教育などに良いとされている動物とのふれあい、水族館や動物園への
訪問・・。
実際はどうなのでしょうか・・?
動物園で、同じ場所を行ったり来たりしたり、ぐるぐる回ったりといった行動をしている
動物たちを目にしたことはありませんか?
実は、これは「常同行動」と呼ばれる異常行動の一つ。
元来の環境や生態からは程遠い生活を強いらされている動物園の動物たち。
そのような不自然な囚われの環境が彼らの心を蝕み、それが異常行動へと繋がっているのです。
水族館も同じこと・・。
水族館で人気者のイルカたち。でも彼らは一体、どこからどうやってやってきたのでしょう・・。
いいえ、実はほとんどのイルカたちが残虐な方法で家族と引き離され、無理矢理 連れてこられた犠牲者たちなのです・・。
こうした真実に目を向けず、自分たちの都合の良い現実だけを見、接する「ふれあい」に
子供たちは何を学べるのでしょうか・・?
・相手の立場に立って考え、行動する
・相手の痛みを想像してみる
こういった人間として一番、大切なはずのことが今、失われつつあるように思えて
なりません。
そして、それは人間によって心を病まされた動物たちを見、接することで子供たちの心を豊かにできると考えている大人たちの間違った考え方が起因しているのかも・・。
動物園や水族館は実は、命に対する間違った認識、歪んだ考え方をもたらしてしまう
場所なのでは・・?
3月8日(日)、京都で「イルカたちの立場にたった」イベントが開催されます。
普段、何気なく訪れる水族館。
その裏側にある真実に目を向けてみませんか・・?
生き物たちの声なき声に耳を傾けてみませんか・・?
こんな殺伐とした時代だからこそ、命に対する敬虔な心や他の生き物との共生のあり方を見つめなおす好機なのかもしれません。
それはきっと私たちの心も豊かにしてくれるのでは・・♪。
お時間がありましたら是非、足を運んでみてください
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「京都に水族館?」キャンペーン
イルカフォーラム
2009年3月8日(日)午後2時~午後4時
~水族館のイルカ、どこから来たか知っていますか?~
生態系の保たれた海は、自然界の水循環を支え、二酸化炭素を吸収して地球温暖化を防ぎ、私たちに豊かな海産物を提供してくれます。
大型哺乳類であるクジラやイルカは、このような豊かな海のシンボルです。
現在、京都市下京区の梅小路公園地区に、オリックス不動産株式会社が水族館の建設を計画しています。目玉事業の一つが、イルカのショーです。イルカは、乱開発や乱獲、海水汚染などにより、近年、世界中で数を減らしています。
日本の水族館で展示するためのイルカ猟は、世界から非難されており、水族館のイルカの寿命は、野生で生きるときと比べて3分の1とも言われています。
この度、アメリカから、世界各地で飼育下のイルカの野生復帰のための活動を行っているリチャード・オバリー氏を迎え、水族館でのイルカ展示の問題、野生のイルカが置かれている現状をお伝えします。
~リチャード・オバリー氏プロフィール~
アメリカ、フロリダ州在住。1939年生まれ。Save Japan Dolphins連盟団体代表。1960年代に、世界的にヒットしたテレビ番組「わんぱくフリッパー」のイルカ調教師として活躍。フリッパー役のイルカの死をきっかけに、イルカの保護及び野生復帰活動に転じ、以来約50年間、世界各地でイルカの救済に尽力している。1991年、「地球と全地球生物の環境保護」のために尽力したとして、国連環境計画委員会から「環境保全賞」を受ける。日本で翻訳されている著書として「イルカがほほ笑む日」(TBSブリタニカ1994年)、「イルカのハッピーフェイス」(地湧社1994年)がある。
☆場所;梅小路公園内 緑の館1階 イベント室(京都市下京区七条大宮西入る TEL 075-352-2500)
・徒歩の場合
京都駅(JR東海道本線<京都駅>、地下鉄烏丸線、近鉄京都線)から西へ15分
・市バスをご利用の場合【33・特33、205、208系統】→梅小路公園前
☆定員;100名
☆参加申込み;2009年3月6日(木)までにメール、FAXで下記まで、お名前・ご連絡先・所属をご連絡ください。※当日も空いていれば参加可能。
☆ お申込・お問合せ先:いきもの多様性研究所
〒604-8862 京都市中京区壬生森町13-34 E-Mail inst.biodiversity@gmail.com
FAX(D-FAX)020-4666-3091(IP・光電話の方は075-203-6449)
☆参加費; 無料 *会場でカンパを募りますので、ご協力ください。
■主催 いきもの多様性研究所、日本環境保護国際交流会(J.E.E.)、エルザ自然保護の会
FAX(D-FAX)020-4666-3091(IP・光電話の方は075-203-6449)
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